2008年12月26日

上顎や舌にピリピリとした痺れたような痛みが続いてます。5

 はじめまして。
 今年5月くらいから口の中、上顎や舌にピリピリとした痺れたような痛みが続いてます。素人目に見て出来物があるようにも思われません。
 症状が出た当初は、食事をした後に口の中が腫れたようになり、食物アレルギーか何かで一時的に症状が出てるのかと思いましたが、アレルギー検査等では何も異常は見つかりませんでした。(思い当たる食べ物だけですが)今は腫れたりする症状はなく、普段の生活に支障はありませんが、ずっとピリピリ痛みます。
 ガン家系なだけに、口腔ガンとか気になってしまいます。
 ここに書かれている『舌痛症』かもしれませんね。
 一度診察を受けた方がいいですね?

 安原歯科医院の安原豊人です。
 舌痛症(ぜっつうしょう)とは、舌のヒリヒリすり切れるような痛みや燃えるような灼熱感を訴えるが、視診や触診などによって器質的変化が認められない慢性的な舌の痛みの状態をいいます。
 臨床的特徴としては、痛む場所(舌の先や、真ん中が痛いと訴える方が多い)が日によって違ったり、食事の時は痛みを忘れている。また、何かに熱中している時は痛みを忘れていることが多い。また味覚異常などを併発している場合も約半数を占めています。
 まじめな几帳面な性格の人に多く、癌恐怖を生じるような身近な体験など心理的な因子により発症することが多いものです。ここ数年、この疾患で病院を訪れる患者さんが増えています。
 治療としては、まず舌炎による痛みとの鑑別診断がつけば、癌ではないことの説明をさせていただき、このような病気が存在することをよく理解していただきます。
 歯などの刺激が一因なら改善する必要があります。歯の鋭縁などの刺激が原因になって舌に小さな傷や荒れが生じてなかなか改善しない方もおられます。弄舌癖といって舌であちこち舐めまわす癖のある方は注意が必要です。そのような方の場合ツルツルしたマウスピースを装着して効果のある場合があります。
 あわせて治療には、抗うつ薬、抗不安薬などの安定剤が処方されることが一般的です。漢方薬が効く場合もあります。
 治療には時間がかかりますが、あまり心配せず、根気よく治していく努力が必要です。発症から受診までの期間が短い人ほど予後が良いといわれています。
 さらに舌痛症のほかに舌の痛みが出る病気には細菌やウイルスの感染による口内炎、またカンジダ菌による炎症が起きていることもあります。カンジダ症がある場合には抗真菌剤が奏効することもあります。お近くなら、一度受診されることをお勧めいたします。


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安原歯科医院(歯科口腔外科・矯正歯科・小児歯科・歯科)
安原豊人(日本口腔外科学会認定 口腔外科専門医)
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