2008年12月08日

無髄歯を歯列矯正をする場合は、どのようなリスクを考えておかねばならないでしょうか?因みに、矯正をするならば「デーモンシステム」でと思っております。5

 初めまして、歯列矯正をするに際して不安な点があり、メールさせて頂きました。
 10歳ぐらいの時だったと思います。友達と遊んでいる時に遊具から落ち、その遊具(金属製)に前歯(上1番)をぶつけてしまいました。
 残念ながら、神経は両方とも取ることになってしまいましたが、ぐらぐらになっていた歯だけは元のさやに納まってくれました。
 ただ、無髄歯ということで、健康な歯よりは脆くなっていると思います。
 事故から20年が経過した今、そのような歯に対して圧力を掛けるということは、歯の破損を早めてしまうだけなのではないかと心配でなりません。
 このような状態で歯列矯正をする場合は、どのようなリスクを考えておかねばならないでしょうか?
 因みに、矯正をするならば「デーモンシステム」でと思っております。
 お忙しいところ恐縮ですが、回答を宜しくお願いします。

 こんにちは、西田矯正歯科の西田真です。
 ご相談のメールありがとうございます。
 無髄歯の矯正歯科治療に於ける問題点を気にされておられる訳ですね。
 まず矯正歯科治療が可能かと言う点があります。つまり歯が動くかどうかという問題です。ぐらついていた歯が元のさやに戻ったとのことですが、骨とくっついてしまっている可能性もあります。事故により万が一にも骨とくっついてしまったとしたら、その歯の矯正は不可能です。
 次ぎに、神経が無い歯の矯正歯科治療、これは可能です。しかしご指摘の通り神経、血管がないので、矯正歯科治療中における、破損の可能性はあります。
 ただ、矯正をされてなくても歯が脆くなっているのは事実だと思われますので、今後の矯正歯科治療の有無にかかわらず、いずれは治すべき歯だと思います。
 やはり正確なことは、一度矯正歯科専門の歯科医院でご相談されることをお勧めします。


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日本矯正歯科学会認定医・指導医・歯学博士
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