2007年10月17日

はじめまして、海外(アメリカ、NY)在住の姉が、今回歯科医を受診し、そこで‘ペースト状の抗生物質’(Formula U)という治療法を勧められたそうです。5

 はじめまして、海外(アメリカ、NY)在住の姉が、今回歯科医を受診し、そこで‘ペースト状の抗生物質’(Formula U)という治療法を勧められたそうです。
 治療のベネフェットやリスクなどをご存知でしたら、教えていただけないでしょうか。
 口腔内はバイ菌がもともと多く存在するし、抗生物質の存在は意味があるのか(耐性の問題など)また抗生物質の局所的な効果は長期間持続するものか、疑問が残りますが、いかがなものでしょうか。

 きしの歯科口腔外科 院長の木住野(きしの)義信です。
 ご相談のメールありがとうございます。
 ペースト状の抗生物質とは歯周症治療薬のことだと思われます。
 歯周ポッケトに注入する抗生物質で急性症状の緩和などに応用されています。
 局所投与のため、薬が停滞している際に、抗菌効果が発現されるため、歯周病菌に持続的に効果を及ぼすことは難しいと思われます。
 ただし内服の抗生物質(全身投与)は慢性の歯周病には適応がないため、局所投与が行われています。
 長期間の投与は行わず、一般的には1週間間隔で4回、局所投与を行いますので、歯周病菌に対する耐性はあまり問題はないと思われます。
 歯周病の原因菌の完全除去は不可能であり、歯石などの原因が除去されていなければ、効果はなく、あくまでも補助的な治療法だと思います。
 また、何かありましたらご相談いただければ幸いでございます。


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